05.29
Mon
2017-18s 2017. 05.29.Mon.01:24
FaOI幕張は昨年現地で、それ以外はずっとお茶の間な私。今年も行きたかったよ・・・。(くすん)

羽生くん。なんていうか、スターっぷりが格段に上がりましたね。
2年前のショーでは観客煽りにもまだ少し照れが混ざってた気もしましたが、Crazyプリンスで天井ひとつふたつ突き抜けたんでしょうか。コネクト、ご本人もしっかり楽しんでる感じで、勝手に近所のおばちゃんモードで遠くから応援している いちファンとしては、安心度アップ。よきかなよきかな。
Choo Choo TRAIN激しい。羽生くんって関節の可動域ほんと広いよね。しかし、彼の投げキッスはレーザー光線かなにか攻撃的なものを発してるようですわw(´∀`*)

で。

バラ1、ふたたび。いえ、みたび。

正直、驚きました。ものすごく。

初日にリアルタイムでツイッター情報を追っていたので、朝日の(後)さんのこのツイートで知ったんですが、最初は何かの間違いじゃないかと思いました。でも、その後、城田さんのコメントつきの記事が出て、そこでやっと、「あ、ほんとなんだ」と。

ソチ五輪の後、私は羽生選手にピアノ曲をぜひやって欲しいと思っていました。そして、激動の2014-15シーズン、バラ1第一期にこのプログラムの曲を聴いたとき、彼が演じるのにすばらしく合った編曲だと、ジェフと編曲者の方に心から尊敬と感謝の念を抱いた大好きな曲です。その後、様々な困難はあったし、そのシーズン中にノーミスはできなかったかもしれないけれど、期待を超えたすばらしいプログラムになりました。だから、このときは、平昌五輪シーズンにも使ってくれたらと思いつつ、翌シーズンに持ち越した時点で、それはなくなったと思っていたんですね。

2年目でさらに進化したバラ1も、いまだに何度も見返しているし、ツイッターのヘッダーをこっそりバラ1仕様にしていたほどなので、五輪でこのプログラムを観られるのは嬉しい反面、3シーズン目ともなると、ある意味、手堅いどころか難しい選択をしたなぁと感じています。戦略的にはおそらくフリーとの兼ね合いなんでしょう。

男子シングルは、試合を有利に運ぶにはショートで高難度&ノーミスが求められる状況ですから、演じやすいジャンルで良いイメージと自信を持って、完全に身体に染み渡った旋律に身を任せて表現できるというのは利点だろうと思います。
一方で、エレメンツ配置やジャンプの種類等の構成は一新するにしろ、音に慣れすぎたことによる「飽き」が生じてこないとも限らない。これはジャッジや観客が、というより、演者の意識の方が影響は大きいかもしれません。人間、あることに「慣れ」た時期に、何らかの環境変化を受けた瞬間、思考の空白に気づいて予期しない混乱を生むことはわりとよくあるからです。それも超越して自然に身体が動く域に達してしまえば良い話ではあるのですが。舞台などで何年も同じ演目を演じて円熟味を増していくということもあるので。

とはいえ、毎回、一期一会に「演じる」だけでは済まないのが順位がつく競技スポーツの世界。どこにピークを置くか、焦点を絞るかということが重要になってくる中で、歴代最高得点を得たプログラムという記録と記憶は必ずつきまとう。過去の自分からのプレッシャーを完全に捨て去るのは無理でしょう。その点で意識をどうコントロールしていくかは難しそうです。

でも、おそらくこんなことも、そして周囲からの賛否両論も想定内でしょう。「パリ散」継続のときも同じようなことを言われていたんでしょうね。それでも蓋を開けてみたら、良い結果を残したわけだし、今回も自らに課した「自分越え」。この選択も深慮の上でのことだと思うので、今後、明らかになるであろうフリーに何が来るのかも含めて、楽しみに待ちたいと思います。

放送は二日目の演技だったようですが、最終日には4Loも決まってノーミスだったとか。
見たところ、エレメンツ全体の配置としては第一期に近いでしょうか。前半のスピンは入るタイミングも種類も違うし、カウンター3Aで拾う音も少し変えていたりと、細かいところはだいぶ違うけれど。狭いリンクに合わせた可能性もあり?。
3Lz-3Tだったところの最後のジャンプコンビネーション、音楽の昂りとともに入っていくあのタイミングは、ドキドキするけどすごく好きだったので、上海ワールドで決まったとき歓喜したものです。ここがクワドで決まるとかなり盛り上がりますね。4Sコンボの可能性もあり?いやあの位置でそれはキツイか。いずれにせよ、最後にコンボはやっぱり心臓に悪いですね(^ ^;)。
ステップは音に合わせることとレベル獲りの両立が大変そうでしたが、ルール改訂も考慮して変更してきそう。つなぎや細かい振り付けも狭いショー向けリンクと競技用とでは違ってくるでしょうから、演技の全体像や空気感はまだこれから。早く広いリンクで観たいですね。

あ、そうそう。衣装。このままってことはないですよね?
第一期の方が好きでしたけど、この際、ガラっと変えてくれてもいいなー。
ってかできれば早めに変えて欲しいなー。
パっと見、どのシーズンかわからなくなるからー(←早く見たいだけ ^ ^;)


~ ショー後のインタビューより抜粋 ~

「まずみなさんの前でこうやって滑れて、たくさんいい経験をさせていただいてるなというふうに思うのと、やはりこのプログラム自体、振付はぜんぜん違いますけれども、すごく感情を込めて、そして自分が呼吸するかのように曲を感じることができるので、非常に表現しながら滑れているかなと思います。」

- (バラ1について)思い出深い、特別なプログラムだと思うが
「もちろん特別感はありますけれど、それよりもまず今挑戦していること、構成をとりあえず上げてみて、自分の中ではショートプログラムの後半に、しかも最後の最後に4T-3Tのコンビネーションを入れるというのは今シーズンあらたな攻めだと思いますし、かなり自分の中でも気合いを入れてやっているので、そういった意味ではほんとにまったく違った感覚で新たに攻める気持ちでできていると思います。」

- 自分越えという新しい戦い。楽しみは?
「もちろん楽しみです。ただ、やはりこのプログラムにするからにはもっともっとしっかり仕上げていきたいなというふうに思っていますし、またみなさんの前でいい演技ができるように、しっかりこれからも頑張っていきます。」




昨年の今ごろ、動くこともままならなかったあの2か月はやはりとても辛かったようですね。
あのときの心配を考えたら、今年は幸せです。
元気がなにより。







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04.22
Sat
2016-17s 2017. 04.22.Sat.11:30
初日と2日目のみですが、珍しく現地観戦してきました。

20170420-3S.jpg

ショートもフリーもあれこれ思ったし、全体の感想も途中まで書いたけど、もうそれは寝かせとく。
とりあえず羽生くんの話だけ記憶の記録。
ちなみに、テレビの録画はまだ観ておらず、どこまで放送されたかまったくわからずに書いてますので、もうみんな知ってるよという内容ばかりかもしれませんが、優しくスルーしてください。

タイトルはともかく、内容読むと、心配して損したわ!って気分にさせてくれるこの記事。
いやこっちが勝手に心配してるんですけども。

羽生挽回の1位「昨日は寝付けなかった」

ショート後に悔しくて眠れなくて出した結論が4回転5本(4Lo、4S、3F、4S-3T、4T、3A-2T、4T-1Lo-3S、3Lz)で、結局、最初の4Sが1Sに抜けちゃったから、最後を3Aに変えようとしたという解釈で合ってますでしょうか?
(※「すべてのトリプルおよびクワドラプル・ジャンプのうち、2種類のみを2回行うことができる(ハンドブックp14より)」というルール上、最初の4Sが入っていたら、最後は3Aにできない)

いろいろぶっとびすぎてて、なんだかもう・・・(笑)

・・・とか今は笑ってますけど、フリーの前は、自分のために!とにかく楽しんで!お願い!とひたすらひたすら祈りつつ現地入り。いくらお祭り試合と周りが言おうが、毎回全力の人だし、なにより五輪プレシーズン最後の試合をどう締めるかって重要ですもんね。

ショートの日はジャッジほぼ対面の席だったので、直前練習に出てきたときから姿がよく見えましたが、硬い表情と動きでちょっと予感はあったかな。6練では3A、コンボ、最後に跳んだ4Loも決して悪くはなかったので、良いイメージのまま勢いでいってくれればとは思ったのですが・・・。



一方、フリーの日は、緊張感は漂うものの違う表情の彼がいました。

演技が始まってすぐ、「そういえば私、きれいな4Loをまだ生観戦で見たことない!だから魅せて!」と超独善的な祈りを捧げた結果、「おし!やった!」と喜んだところでサルコウ抜けて、うわってなったけど、絶対リカバリー来ると信じて(実際はリカバリーじゃなくて、最初から4Tコンボをやるつもりだったようですが)、その後はジャンプのたびに、「いけ」「いけっ!」「いけーーー!」って心の中で叫んでたら、3Aコンボあたりで小さなつぶやきが聞こえ始めて、ヤバイ心の声もれはじめちゃった?と一瞬思ったけど、周りの人達の声だった。

あとは最後に3A来るぞと待ち構えてて、無意識にお祈りポーズになってたけど、イナからイーグル始めたときにさすがに「はぁ~?!?!ヽ(゚Д゚)/」ってなりまして。普通に入ったら跳べたんかな?って彼の普通がもうよくわからんし、たられば言っても仕方ないけど、成功が見たかった気もする(←鬼)。でも、こういう人だからファンやめられないんですよね。帰って少し落ち着いてからあらためて動画で演技を見ましたが、あれだけ鬼構成にしていても、最後の包容力を感じるコンビネーションスピンと穏やかなフィニッシュで、森の静寂とざわめきの中を風と清流が流れていくようなプログラムの世界観はそのままだった不思議。あ、そうそう、ビールマン抜いてたのもそこで気づいた。そのくらい全体として違和感なかったです。





几帳面すぎる羽生さんは、2日目の全行程が終わってからも最後まで応援席に残って、やおら応援グッズのお片づけ開始。いつも通り国旗を丁寧にたたんでおりました。そこに大変頼りになるキャプテン哉中ちゃんが合流してくれて楽しそうに写真撮ったり。富士山かぶってる画像はそのときの。



お片付けは時間にして5分ちょっと?10分弱?だったかもしれないけど、出口が狭い会場はまだ行列になっていたので、そこそこ観客も残っていました。で、最後に捌けるとき、会場全体に聞こえるような声で「ありがとうございましたーーー!」&ぴょんぴょんお手振り。

私、羽生くんの声を、映像やマイクを通してではなく、実際に聞いたのは初めてでした。彼が出演したショーはソチ五輪直後のSOIしか行けてなかったから、そういう場面には一度も立ちあえてなくて。応援席のほぼ反対側と言っていい遠いところにいたけど、ちゃんと聞こえたよ。

こちらこそ今季も本当にありがとう・・・

しっかり耳にも眼にも、記憶に焼き付けておきます。

平昌後にどういう決断をするかわからないけれど、
観戦機会の少ない自分には、現役の羽生くんを観られる最後の日だったかもしれないから。
(いつもこれが最後かもと思って行ってるんだけど ^ ^;)

これからも遠くから応援しています。





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04.02
Sun
2016-17s 2017. 04.02.Sun.13:00
本当は他のカテゴリや演技そのものについてもじっくり語りたいところですが、ちょっとその時間がとれないので、男子シングルのみ総括的に簡単な感想を。

羽生さんについては、もう何も言うことはありません。
最後のスピンが終わるまえから涙が止まりませんでした。(文字どおり号泣していた ^ ^;)
本当にすばらしい演技を魅せてくれて、ありがとうありがとう。

「Hope & Legacy」

まさに彼の演技と彼の存在そのものです。

ノーミスしかない、という状況でそれができるのが「羽生結弦」という人。



トップアスリートのメンタルコントロールというのは本当に壮絶なものだとあらためて感じています。
それは想像も及ばないほどのプレッシャーとの戦いだったことが試合後に流れてきた情報からも読み取れます。やはりショートの後、すごく落ち込んだんですね。

「数字にとらわれて、怖くて」 Vの羽生結弦、一問一答
世界選手権V奪還  羽生結弦が声を震わせた瞬間

試合後のミックスゾーン。キス&クライで採点結果を待つ間の心境を聞かれた羽生は、まずは間髪を入れずに「緊張しました」と切り出した。会心の滑りについて朗らかな口調で振り返ってきた流れのままの、張りのある声。ところが、その直後、にわかにトーンが変わった。
「本当に…、ファンの方も何人かおっしゃっていましたけど、自分が一番とらわれているものは、過去の自分で…。やはりあの『220』、『330』、『110』という、あの数字にすごくとらわれて、すごく怖くてここまでやってきていたので…」
その声は明らかに震えていた。胸中に秘めていた感情と瞬間的に向き合ったようだった。だがそれは一瞬。すぐに口調を元通りに整えて言った。
「何とか、1点でも、0・5でも、0・1でも超えてくれと思っていました」
その結果のフリー世界最高得点であり、5位から大逆転の金メダル奪回だった。およそ他の者にはわかり得ない重圧の中で、羽生はたくましいメンタルを育んでいたのだ。そして、「殻を少し、破った」と控えめに自らを褒めた。



過去の自分や数字にとらわれるなと言葉でいうのは簡単ですが、それは人間である以上、むしろ無理な話だろうと思います。そういう自分の感情を否定せず、とらわれている自分をどうコントロールするか。

そうして自分に集中しつつも、試合後のプレカンやインタビューの言葉は、周囲のサポートへの感謝、他の選手への敬意に溢れていますね。こういった発言が自然に出てくるのが彼の本質だろうと思います。「みんなちがってみんないい。」上っ面ではなく、他者との違いを認め、ごくごく自然に受け止めることのできる視野の広さが根本にあり、それが自分を高めることにもつながるという好循環を生んでいる。

【一問一答】羽生3季ぶり王座奪還「科学的に人間は5回転まで跳べるらしい」

-若手に追いかけられる立場になって。
「追いかけられる立場とよく言われるけど、SPで分かったように、まだまだ追いかける背中がたくさんある。パトリック(チャン)やハビエル(フェルナンデス)はフリーで順位を下げてしまったけど、SP1位はハビエルだったし、3位はパトリックだった。もちろん宇野選手、ボーヤン選手、ネイサン選手という若い選手にもたくさん強い選手がいて、それぞれが僕にないもの、長所を持っている。すべてが僕にとって、追いかける背中です」

-今後、ジャンプはどこまで進化する?
「なんか、科学的なことでいえば、人間は5回転まで跳べるらしいんですよ。ただ、まだ5回転の点数(基礎点)はないですし。でも自分は4回転アクセルは跳びたいと思ってます。試合に入れるか入れないかは分からないですが。ここまで4回転の多種類時代を作ったのは彼(3位の金博洋)。彼がルッツをクリーンに跳んで、みんなが“ルッツ跳んでいいんだ”“ルッツで人間跳べるんだ”ってなった。目指すべきところは僕の(世界記録の)330点だったりしたかもしれないけど、この4回転多種類時代を作ったのは、彼だと思います」



昌磨くんが素直に「ゆづくん」を越えたいと本人を前にして言える、その関係性や空気感も本当に良い時代だなと思います。彼は自分の演技直前に羽生くんの演技を観ていたんですね。「勝てないという自信」を持って自分に集中できたというメンタルの持ちようもまた独特で興味深いものがあります。今後「勝てるかも」という気持ちが芽生えたときにどう自分を保てるかが課題かな。
枠取りのプレッシャーについてはお互いの存在が心強かったでしょうね。

宇野、開き直り2位

最終グループ6人の中で5番目に登場した宇野は、それまで4人の演技を全て見ていた。最初の羽生が完璧に滑って「無理ですよ。あれだけの点数で、あれだけの演技を見て、どんな演技をしても勝てないなっていう自信が生まれたので、開き直って自分のことをやろう」と悟りきった。
(中略)
フリーで初めて200点超えを果たして、羽生、フェルナンデスに次ぎ世界歴代3位。合計は世界歴代2位。羽生とは2・28点差で、前半の3回転ルッツと中盤の4回転トーループの着氷が乱れなければ結果は違ったかもしれない。だが「ルッツがとかトーループとか言われても、あれ以上は無理です」と笑う。



ハビは、試合への影響は直接的にはなかったのかもしれませんが、一時、靴の到着が遅れたようで、不安な時間もあったでしょうし、3連覇への期待の重圧は少なからずあったでしょう。ネイサンは少し前に換えた靴が合わずに、結局、壊れかけの靴で比較的跳びやすい種類のジャンプに変えてフリーで6クワドに挑戦とか、もう開いた口が塞がらない。不可抗力とも言える事態にも対応できる準備と精神力、そして体力が必要になってきますね。

五輪までの1年弱の間にまた勢力図は多少変化するかもしれませんが、今大会の最終グループのメンバーが今後当面、男子シングルを牽引していくことになるのは確かでしょう。

ご本人たちも言っていたけれど、とにかく怪我だけはないように・・・。


選手のみなさま、お疲れさまでした。
すばらしい試合を本当にありがとうございました。





--- おまけ ---

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※スモメダセレモニー中継から羽生くんのサイン(公式ペリスコからのスクショです)





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