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勉強ノート&メモ 2015. 01.19.Mon.09:27
フュギュアに興味は持ったけど、最初はどこから勉強していいかわからないという方も多いかもしれません。
かくいう自分も、お茶の間ファン歴はそこそこあるものの、テレビでやっていれば観る程度かつ断続的という超ライトファン時代が長いだけで、「プロトコル」までじっくり見るようになったのは、ここ1年くらい。それから解説サイトを見たり、ツイッターで詳しい方のお話を拝見したりすることで、少しだけルールや技術についても理解できるようになってきました。

とはいえ、にわか知識が入ってくると、逆に自分のわからないことも見えてきます。無知の知ですね。もちろん、フィギュアは細かいことを知らなくても楽しめます。けれど、応援する選手が何をしようとしているのか、なぜそうしているのかもっと知りたいと思うのもまた道理。それにはやはりある程度、「決まりごと(ルール)」や「技術」を知っておく必要はあります。

そこで、これまで自分が調べたことのまとめと、現在疑問に思っているなども合わせて、【勉強ノート】として記録していきたいと思います。
この記事はあくまでも勉強中の学生のノート&つぶやきだと思っていただければ幸いです。極力調べて書いていきますが、なにぶんファン初心者の素人ゆえ、間違いも勘違いもあると思います。また疑問は疑問のまま書きます。結論が出ることもあるし、出ないこともあるかもしれません。詳しい技術解説サイトはたくさんあるので、すでにそちらで勉強されている方には不要な記事だと思いますが、まだ勉強をはじめたばかりでどこを見たらいいかわからないという方や復習も兼ねて一緒に勉強してみようかという奇特な方がもしいらしたら、よろしければお付き合いください。そして、間違いに気づかれたら、優しくご指摘くださればうれしいです。(^^;)

教科書・教材は、主にこちらを使います。

 テキスト1:「フィギュアスケート 美のテクニック
 テキスト2:「【フィギュアスケート】採点ルールと技術解説まとめ Wiki


復習も兼ねて、初歩から順番に行きますので、もうそんなこと知ってるわ!という項目は読み飛ばしてくださいね。ちなみに話の焦点としては主に「シングル」競技が対象になります。最初のテーマは「採点表をみる」。

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競技としてフィギュアスケートを見たときに、まず気になるのが、「採点」のしくみ。TVでもわかるのは、得点は「技術点」「演技構成点」からなっているということ。でも、フィギュアの採点はかなり複雑で、それだけでは実際にどのような判定がなされているのかわかりませんし、誤解も生まれます。得点構成を正しく理解したいと思います。

総得点【TSS】 = 技術点【TES】 + 演技構成点【PCS】 - 減点【TD】 

 【TSS】 Total Segment Score(総得点)
 【TES】 Total Element Score(技術点)
 【PCS】 Program Component Score(演技構成点)
 【TD】 Total Deduction(減点)

1. 技術点【TES】について

読んで字のごとく、「技術」を採点しているということで比較的わかりやすいですが、それを判定しているのは「テクニカルパネル」「ジャッジパネル」と呼ばれる人たち。

◆テクニカルパネル:ジャンプ・ステップ・スピンの要素を実行できたかどうか(回転が足りているか、エッジの正確性など)を判定する。3名合議制。
◆ジャッジパネル:ジャンプ・ステップ・スピン・コレオグラフィックシークエンスについての質(流れ、高さ、幅など)を見る。国際大会では9名で各々採点し、上下2人をカットして残り7人の平均点が点数に「反映」される(※「GOE(Grade of Execution)」。ただし、ジャッジが出した数値がそのまま最終的なGOEになるわけではありません。これについては別記事で後述)。

それぞれの詳細な役割については、以下参照。
 テキスト2 > フィギュアスケートのルールって難しい?
 > 技術要素点 > 評価する人・何を評価しているのか

※補足「GOE(Grade of Execution)」(出来栄え点)について
GOEについては、別記事でプロトコルの見方と一緒に扱うつもりですが、関連サイトをリンクしておきます。
Wikipedia GOEについて
【動画】プロトコルの見かた vol.1 概要kodaka ataruさん)
【動画】プロトコルの見方 vol.2 GOEの計算(同上)
【動画】プロトコルの見方 vol.3 GOEについて(同上)


2. 演技構成点【PCS】について

「芸術性」だけを評価するのでもなければ、「感動の度合い」でもありません。「スケーティングスキルをベースとした表現『技術』点」(テキスト2より)です。こちらは「ジャッジパネル」のみが判定します。判定項目としては5項目。TV解説でときどき「ファイブコンポーネンツ」と言ってるのがこれ。

 【SS】 Skating Skills (スケーティングスキル) 
 【TR】 Transitions/Linking Footwork (要素のつなぎ) 
 【PE】 Performance / Execution (演技力・実行・遂行力) 
 【CH】 Choreography / Composition (振付・構成) 
 【IN】 Interpretation (曲の解釈)

内容については、以下参照。PCSについては別記事であらためてとりあげます。
 テキスト2 > フィギュアスケートのルールって難しい?
 > 演技構成点 > 何を評価しているのか?


3. 採点表はどこにあるの?

何を評価、採点しているのかわかると、その採点表はどこで見られるのか?という疑問が湧くと思います。一般によく「プロトコル」と呼ばれているものです。

国際スケート連盟(ISU:International Skating Union) 公式サイト

言わずもがな、フィギュアスケートやスピードスケート、ショートトラックスピードスケート、シンクロナイズドスケーティングなどのスケート競技を総合的に扱う機関(Wikipediaより)のサイトです。
このサイトのいちばん下、スケジュール表の横棒グラフのようなものが各イベントにリンクしており、そこからリザルト(結果)ページに飛べるのですが・・・これがものすごく探しにくい(のは私だけですか?)。そのため、実際に試合結果を探すときは、Googleなどの検索に頼る方が早いと思います。たとえば、2014グランプリファイナルなら「ISU result GPF 2014」などで検索すると、たぶん下のどちらかのページがリスト上部に表示されると思います。

ISU2014GPFtop-s.jpg
(a)http://www.isu.org/en/single-and-pair-skating-and-ice-dance/calendar-of-events/2014/12/isu-grand-prix-of-figure-skating-final-20142015

ISU2014GPFeventtop-s.jpg
(b)http://www.isuresults.com/results/gpf1415/

(b)が最初の目的地、大会全体のリザルトがまとめられている場所ですが、(a)からも以下のようにクリックしていけば辿りつけます。
 Entries/results > Starting Orders / Result Details
このページにすべての結果が集約されています。
(b)表中、各カテゴリの「Result」=リザルト(結果)をクリックすると、順位、総得点などが見られます。

ISU2014GPFresult-s.jpg
(c)http://www.isuresults.com/results/gpf1415/CAT001RS.HTM
他に「Result Details」(リザルト詳細)などもありますが、あまり見たことがないという方は、この機会にいろいろクリックしてみてください。
そして、一般によく「プロトコル」と呼ばれている採点表は、(b)表のいちばん右 「Reports」欄中の「Judges Scores (pdf)」のことですが・・・

ISU2014GPFscore-s.jpg
(d)http://www.isuresults.com/results/gpf1415/gpf1415_Men_SP_Scores.pdf

これ、表中では、「Score」(スコア)という名前になってますよね。
厳密に言うなら、「プロトコル」とは、試合後にアップされる↓こちらなのではないかと思います。

ISU2014GPFprotocol1.jpgISU2014GPFprotocol2.jpgISU2014GPFprotocol3.jpg
(e)http://www.isuresults.com/results/gpf1415/gpf1415_protocol.pdf(重いので注意)

これは、上記の採点表(スコア)の他、開催日、場所、出場者、結果詳細、メダリストの画像など、大会内容を網羅した報告書のようなものです。(b)リザルトまとめページの矢印の部分をクリックすると見ることができます。

ISU2014GPFeventtop-s2.jpg

ただ、一般に「プロトコル」と言えば、
ISU2014GPFscore-s.jpg
↑を指すことが多いようなので・・・通称と思っていればいいのかな?とりあえず会話の中では、こちらの採点表のことで大丈夫だと思います。


ちなみに、日本の大会は、日本スケート連盟(JSF:Japan Skating Federation)の関係サイトで見ることができます。
公式サイト
JSF Official Results & Data Site
「プロトコル」は、
 上部のボタン「FIGURE SKATING」 > 国内大会 > 表中の大会名 → リザルトまとめページへ

最後に、ここでとてもありがたいサイトをご紹介(当ブログ左カラム「外部リンク」にもあります)。有名サイトなのでご存じの方も多いと思いますが。
figure skating memo
プロトコルだけでなく、フィギュアに関するあらゆるデータが網羅されている素晴らしいサイトです。あまりに整然としているので、ときどき公式と勘違いする方もいるようですが、個人で運営しておられるサイトです(ツイッター:deep-edge.net さん @deepedgenet)。過去の結果も「Results(test)」から検索できます。


無事、目的の「プロトコル」に辿りつけましたでしょうか。
次回は、その見方について勉強の予定です。



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