06.03
Tue
資料・データ整理 2014. 06.03.Tue.21:28
グラフにしてみたシリーズ(いつのまにシリーズ化)。前回の記事でとりあえず終わりにしようかと思っていたのですが、新プロ情報が出てくるまで落ち着かないので、今度はフリーのデータでやってみました。需要があるのかどうなのかわからないですが、せっかくなのでアップします。


2013-14FS「ロミオとジュリエット」ニーノロータの方。ジャンプだけです。
パリ散のときとはちょっと視点を変えて・・・というか、グラフ作成上のさまざまな都合により、今回は【BV】(基礎点)と【GOE】の合計で表しています。

これも記載したジャンプの種類は実際に跳んだものではなく予定していたであろうものなのでご注意ください。特にフィン杯は他の大会と構成が違っていて、最初の3A単独、3Loに2Tつけてコンビネーションにしています。これは予定外に3Aでバランス崩してつけられなかったので、3Loのところでリカバリーした?と思いましたが、このとき私はリアルタイムで試合を見ていないので、もし理由をご存じの方おられたら、よろしければ教えてくださいませ(動画とプロトコルは こちらの記事 から確認できます)。

ロミジュリBV+GOEs
※記載と異なるジャンプ構成のときはプロットが(*)になっています。

やはり目を引くのは、3A+3T。スケカナで1A+1Tに抜けたとき以外は大きな得点源になっています。【BV】が13.86なので、エリック以降で見ると、セカンドの3Tがやや横滑り気味着氷になった世選以外は【GOE】2.0以上ついていることになります。さらに3A+2Tの安定感。やはりアクセルが得意というのはデータにも表れていますね。

4Tはいわずもがなですが、4Sも1回転に抜けてしまったエリック以外は、転倒しても回りきっているので、【BV】10.5-【GOE】3.0=7.5は常に確保しています。そして、3Lz+1Lo+3Sの3連コンボは【BV】が11.77と高いので、これも大きな得点源。ソチは3SがSEQ扱いになってしまったのが痛かった。世選はルッツ着氷が危なかったですが、よく3Sつけられましたよね。ジャンプ全体としても、ソチを除けば、やはりシーズン後半にいくにつれ安定しているのが見てとれます。



f1ss.jpg


ジャンプのエッジ判定の厳格化などルール改正があったので、今後その影響もいろいろあるかもしれません(そういえば男子フリーの時間4.5分を4分にするという案はどうなったんでしょうか?)。
いずれにせよ、こういう複雑な構成をあらかじめ組んで、さらにミスが起きたら、それをどうリカバリーするか考えながら演技する。技術だけでなく表現力や芸術性も高めなければいけない。体力も必要。本当にフィギュアスケーターというのは、言葉は稚拙ですが、すごい人達だと思います。構成や得点のしくみなど、まだまだ勉強不足でわからないことばかりですが、調べれば調べるほどそう思うようになりました。ジャンプだけでこれだけ複雑なのに、さらにスピンやステップなど考えなければいけないことがたくさんあります。特にトップクラスの大会に出てくる選手は、皆そういったことを乗り越えてきているのですよね。そのことにいつも敬意を持っていたいと思っています。




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<グラフにしてみたシリーズ>についての他の記事
1)【Data】「パリ散」得点推移をグラフにしてみた
2)【Data】「パリ散」ジャンプのGOEをグラフにしてみた
3)【Data】「パリ散」のPCSをグラフにしてみた
4)【Data】「ロミジュリ」ジャンプの点数をグラフにしてみた←この記事
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